- 今回は、ITベンチャーを中心に経理やコミュニケーション推進などを行いながら、副業でデザイナーとして働くという異色の経歴を持つ副業リーマンの体験談を紹介します
- 「経理出身からどうやってデザイナーへ?」「副業で得られた収入とスキルは?」「本業への影響は?」など含め、副業のメリットと実践術を語っていただきました
はじめに
私は30代のBXデザイナーで、本業ではBtoB事業のデザインを担当していますが、副業では制作会社でUIデザイン、DTP、広告など幅広い案件に携わってきました。
これまでのキャリアは少し変わっていて、
- 新卒:ITベンチャーで経理
- 社会人2〜3年目:独学で勉強しながらフリーランスでデザイナー
- 2社目:ITベンチャーに転職、コミュニケーション推進部で徐々にデザイン業務を増やす
と、まっすぐデザイナーだけをやってきたわけではありません。
だからこそ私にとって副業は「デザイナーとしてもっと成長したい」という思いが軸になっています。ここでは、副業を始めた経緯や取り組んだこと、得られた収入・スキルについてご紹介します。

副業を始めたきっかけは「デザインスキルの幅を広げたい」
副業を始めた理由はシンプルで、「スキルをもっと伸ばしたい」と思ったからです。
本業ではデザイナーが私ひとりしかおらず、同じ職種からフィードバックをもらう機会はほとんどありませんでした。
担当領域もBtoBのみで、UIやtoC向けの案件に挑戦できる環境がありませんでした。
そんなとき、知り合いから制作会社での副業を紹介してもらいましたが、その副業は今まで足りないと思っていたUIデザインや広告、ロゴなど幅広い案件に挑戦できる環境であり、まさに求めていたものでした。
もちろん本業が忙しいので「時間を確保できるかな?」という不安はありましたが、完璧に両立できるかよりも「まずは挑戦してみよう」という気持ちが勝ち、とにかく飛び込んでみました。
実際に取り組んだ副業の内容
私が取り組んだのは制作会社での業務委託です。
主に担当したのは以下のような案件でした
- UIデザイン(Web・アプリ)
- マーケティングデザイン(広告やLP)
- ロゴ制作
特別な資格や準備は必要なく、普段から使っていたMacとAdobe Illustratorを活用してスタートしました。
知識が足りない部分は、その都度本を読んだりWebで調べたりして補いました。
働き方は週16時間(月64時間)を目安にしており、平日は終業後に2時間×週3日、休日は10時間ほどまとめて作業するのが基本スタイルでした。
タスクベースで働けるため「1日何時間」といった縛りがなく、自分のペースに合わせて調整できたのが良かったポイントです。
得られた収入とスキルアップ
業務委託契約のため、収入は毎月安定していました。
スタート時は時給1,500円でしたが、1年ほど継続するうちに1,800円に上がり、毎月約11.5万円の副収入を得られるようになりました。

収入はもちろん大きなメリットですが、それ以上に得られたのはスキルアップです。
- 本業では経験できないロゴやLP制作、UI案件に挑戦できた
- Figmaを初めて触り、効率的なUIデザイン手法を学べた
- 先輩デザイナーから直接フィードバックを受けられた
特に最後のポイントは本業では得られない経験でした。
「ここはもっと余白を意識すると良い」「トンマナを揃えると仕上がりが変わるよ」といった具体的なアドバイスをもらえることで、自分の癖や弱点に気づき、改善スピードが一気に上がりました。
独学ではなかなか得られない“プロの視点”を体感できたのは、大きな財産です。
これらの経験は本業にも還元でき、UI案件の知識やデザインの引き出しを増やすことができました。
まさに「副業と本業は相乗効果がある」と実感できた瞬間でした。
副業を続けるために工夫したことは「無理をしすぎないこと」
実は、副業を始めた最初の1ヶ月は「やれるだけやりたい!」とやる気に満ち溢れ、詰め込みすぎた結果、体調を崩しかけました。
そこで学んだのは「無理をしないこと」の大切さです。
- 平日は作業を3時間までと決める
- 翌日の体調や本業に支障が出ない範囲で取り組む
- 仕事感覚ではなく「楽しむスイッチ」を意識して入れる
上記のようなルール、というか「自分の中の基準」を設けて副業に取り組むようにしました。

私にとって、副業の目的はお金ではなく楽しくスキルを伸ばすことでした。なので、タスクに追われて「こなす作業」になったときは一旦休み、気持ちを切り替えるようにしました。
タスク管理についてはシンプルにカレンダーとNotionを使う程度にしています。
もちろん、本業が長引けばスケジュール通りに行かず副業時間が削られたり、昼間に来た連絡にすぐ対応できず納期がギリギリになることもありましたが、大きなトラブルなく、うまくコントロールしながら両立できています。
今後の展望と、副業を考えている人へのメッセージ
今お話しした副業契約はすでに終了しましたが、今月から新しい副業をスタートします。
次はtoC事業会社でのデザイン業務で前回よりも事業に深く携われそうで、とても楽しみにしています。
将来的には、フルリモートの会社で安定して働きながら、副業でフリーランス案件を幅広くこなす、そんな「安定と自由の両立」をした働き方を目指しています。

これから副業を始めたいと思っている方へは以下のメッセージを送りたいです。
- まずは小さく始めてみること
- 副業は自分の人生を豊かにするための手段だということを忘れないこと
収入アップを目指すのも素敵ですが、それだけを目的にすると無理をしがちです。本業を圧迫しない範囲で、気楽に始めるのが一番だと思っています。副業が刺激になって本業がもっと楽しくなることもありますし、いつか副業が本業に発展する可能性もあります。
また、副業が自分の時間や健康を奪ってしまったら本末転倒です。あくまで人生を豊かにするための手段であることを忘れず、無理のない範囲でゆるく楽しく続けるのがベストだなーと私は感じています。



